今日テレワークをしていたら地区の無線で黙祷のアナウンスが流れました。
手を止め、目をつぶり、あの日を思い出す。
この1年は、在京6局の防災プロジェクトがきっかけで、アナウンサーたちも災害報道において何ができるか知見を高めようと、局の垣根を越えた会を重ねてきました。
(コロナ禍、オンラインだからこそ繋がれたことも大きいかもしれません。)
災害時に共通するマインドは、「伝える」以上に「呼びかける」ことです。
しかし、
避難を促す呼びかけをしても、簡単には避難できない理由のある人がいる。
ご自身も車椅子で生活されている【バリアをバリューに・障害を価値に】を発信されている垣内俊哉さんからは、
津波で車椅子が流されてしまうと、ひとりでは逃げられないと教えていただきました。
障害だけでなく、そうしたいけど容易ではない、人によっての事情は他にも多々あるのだと思います。
少し想像すれば気づけるのに、声を発してくれるから視野が広がることがたくさんあり、
教わり、考えて、言葉にする。
行動に移す。
微力ですが、諦めず。
今年は放送に加え、防災授業にも取り組みます。
記憶を繋ぐ未来の世代と一緒に、何を考えていけるか。
また報告しますね!