
♪ダンガンッ!
ダダンガンッ!
ダダンガンッ!ダダダダダダ ダダダダダダ ダダダダダダ ダッンッガンッ!♪
こんばんは。この時間のニュースをお伝えします。
西山喜久恵アナの眉間に、しわが寄りました。

しわの原因となったやりとりが入ってきています。
西山 「榎並、今度の土曜日空いてる?」
榎並 「はい、空いています!」
西山 「ほんと?良かった!
その日、『ラヴ・レターズ』っていう舞台に出演するんだけど…
榎並に折り入ってお願いがあって…」
榎並 「ラヴ・レターズ!?あの、二人だけでやる、あれですか!?」
西山 「あ、知ってるんだ?うん、お誘い頂いたの。それでね…」
榎並 「かけがえのないあなたへ贈る、リーディングドラマ 。
舞台にはテーブルと二脚の椅子。
並んで座った男優と女優が、手にした台本を読み上げるだけの2時間。
大掛かりな仕掛けも、目をひく照明や音響もない、
このシンプルな舞台が、これほど見るものをとらえてはなさないと、
誰が想像できたでしょうか?…。」
西山 「…榎並?」
榎並 「幼馴染みのアンディとメリッサ。
自由奔放で感覚人間のメリッサ。
真面目でいつも何かを書いているアンディ。
思春期を迎えて彼らは一番近い異性として
お互い十分相手を意識しはじめる。
しかし、ついに決定的に結ばれるチャンスを迎えた夜、
二人は友だち以上にはなれない自分たちを発見する。
大学を出た二人はそれぞれ結婚し、まったく別の道を歩き始める。
海軍を経て法曹界に入り上院議員まで登りつめるアンディ。
アートの道に進んだものの行き詰まって精神的破綻をきたすメリッサ。
久しぶりに再会した二人は別々に過ごした日々を取り戻すかのように、
お互いを激しく求めあう。
しかし結ばれるには、それは余りにも遅すぎた。 」
西山 「もしかしてホームページの文言、丸暗記しているの…?」
榎並 「西山さん…パートナーに選んで頂き光栄なんですが、
僕にはまだ…早いです。
いや、まだというか…西山さんと僕は職場の上司と部下。
たとえ舞台の中だとしても…僕は…僕はぁぁぁぁぁぁ!!!」
走り去っていく榎並。
西山アナは記者団に対しコメントを
「とんだ勘違いをかまされた。
私のお相手はジョン・カビラさん。
榎並くんには舞台の最中、娘の面倒を見てもらいたかった。
同レベルの遊び相手だっただけに残念。というか、いろいろ残念。
皆さまご都合宜しければ、明日14時、渋谷・パルコ劇場にお越しください。
詳しくはコチラ。」

いつも笑顔の西山アナ。人生の中で眉間にシワを寄せたのは
お産の時以来、二回目だということです。
この時間のニュースをお伝えしました。
♪ダダダダダダ ダダダダダダ ダダダダダダ ダッンッガンッ!♪