『リトルデビル』
〜ここまでのあらすじ〜
ペットボトルのキャップが開かないと言って榎並を訪ねてきた、新人の竹内友佳。
榎並がキャップを開けると、竹内は意味深な言葉を残し会議室を後にする。
その後、竹内は「足し算と割り算が出来ない」と再び榎並を呼び止める。
もろもろのお礼にと、榎並は計算結果が書かれたメモを竹内から渡されるが…
榎並 「なんなんだホントに…」

榎並 「5、1、5、5、6……ん?」
榎並 「こ[5]、い[1]、ご[5]、こ[5]、ろ[6]……こいごころ……恋心!?」
その瞬間、榎並の脳内を稲妻が突き抜けた。
「絶対に固いと思っていたんですが、意外と簡単に開くのかも…。」
=『もっとアタックしてきてくれないかなぁ。』

「私、足し算と割り算がどうしても苦手で…」
=『意外とカケヒキ上手なんですよ、私って。』

榎並 「…なんてこった!!」
榎並は竹内のもとへ走った。
榎並 「た、たたた、竹内!!!」
竹内 「もぉ、どうしたんですか先輩?そんなに慌てて…」

榎並 「そういうことだったのか!!」
竹内 「へ?」
榎並 「そういうこと、なんだろ…?」
竹内 「…。」
榎並 「なんか小動物っぽくてフワッとしたイメージだったけど…おまえ意外と…」
竹内 「先輩…」
竹内 「小動物って意外と…扱いづらいんですよ?」

榎並 「大丈夫、俺ハムスター飼ってるから。」
おしまい
※この話は榎並のしがない妄想である。
※竹内友佳は、現在「スーパーニュース」フィールドキャスターや
お台場合衆国のステージMCとして日々奮闘中。
※竹内様のご両親へ
話の流れとはいえ、娘さんを「おまえ」呼ばわりして申し訳ありません。
普段は「竹内様」と呼んでいます。