【褐色美女図鑑】三田友梨佳vol.1


『イタズラ電話にご用心』




昼下がりのアナウンス室。

色々な部署から電話がひっきりなしにかかってくる、慌ただしい時間帯である。

期待の新人・三田友梨佳も、最前線で電話応対に追われていた。




そんな三田の背後に忍び寄る怪しい影。あの男だ。

榎並 「おっ…三田のやつ、頑張ってるな。へへ、ちょっとイタズラしてやるか…。」




『プルルルルッ!』


三田 「(ガチャッ!)はい、アナウンス室です!わたくし新人の三田です!」




榎並 「アー、グーテンターク?」

三田 「(は!外国の方からのお電話!?しかも英語じゃない…どうしよう!)」




榎並 「グーテンターク?スミビデゴハンターク?」

三田 「え、えっと…Can you speak English or Japanese?」

榎並 「ビールデニクニルトヤワラカーイ?」

三田 「(つ、通じないー!)えっと…ええと…」

榎並 「タークタークチックターク!トキハカネナーリ!ガチャッ!」

三田 「あわわ切れちゃった!ど、どうしよう…。」





三田へのイタズラがうまくいき、満足げな表情を浮かべる榎並。

榎並 「アイツったら焦ってたなー、ははは!」


一方の三田は、ひとりプレビュールームにいた。

学生時代は野球部のマネージャーを務めあげるなど、真面目で責任感の強い三田。

先ほどの電話の一件をかなり引きずっていた。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 

三田 「はぁ…。電話応対もまともに出来なくて、この先やって行けるかな…。」





つづく