残業中の榎並。しょっぱい顔をしている。
榎並 「ふぅ…。明日も早いし、この辺で切り上げるかな…。」
斉藤 「あー、えなみくん!やっほやっほー♪」
榎並 「あ、舞子さん…お疲れ様です。相変わらず元気ですね…。」
斉藤 「なになにそのテンション、疲れてるのー?」
榎並 「ええ、まあ…。舞子さんはなんでいつも明るいんですか?」
斉藤 「んーなんだろ。そんなことも無いんだけどね…。」
一瞬真顔を見せた斉藤だが、すぐにまたいつもの笑顔に戻る。
斉藤 「…ねぇ榎並くん、笑ってみて?」
榎並 「え?そんな急に言われても…」
斉藤 「いいからいいから!ほら、口角あげてニッコリ〜!」
榎並 「えぇ〜なんでですか…?」
斉藤 「ふふふ。どんな時も笑顔、笑顔。」
榎並 「…?」
斉藤 「幸福だから笑うわけではない。
むしろ、笑うから幸福なのだと言いたい。 」
アラン『幸福論』より

榎並 「舞子さん…!今日は笑いながら帰ります!うは、うははははは!ひひ!」
斉藤 「ふふふ、通報されないようにね〜!」