加藤 「…グスン。」

榎並が単独ブログを始めたことを伝えるや否や、涙を浮かべる加藤。
榎並 「(あやちゃん…そんなに心配してくれていたんだ…。)」
ブログ閉鎖を告げられ、コラボブログも失敗し、榎並は苦しい時期が続いた。
そんな苦難を乗り越えての新ブログ設立を、目の前で加藤が涙しながら喜んでくれている。
同期愛を感じ、思わず榎並も涙がこみ上げてくる。
榎並 「うぅ…。ありがとう、あやちゃ…」
加藤 「あー、コンタクトがズレた。ちょーいたい…。」

榎並 「ズコー!」
加藤 「あれ?大ちゃんなんで泣いてんの?」
榎並 「な、なんでもないやい!」
残念な泣き顔をさらす榎並。
加藤 「ねえーなんで泣いてるのー?」

榎並 「なんでも無いってば!」
加藤 「またまた〜。私が泣いちゃったと思って、もらい泣きしちゃったんでしょ?」
榎並 「バ、バカ言え!そんなわけないだろ!」
加藤 「ふふふ、ホントかな〜?」

榎並 「しつこい女は嫌われるぞ!じゃあ、けいちゃんに報告してくるから!またな!」
加藤 「あ、待ってよ!もうちょっと話そうよー!」
走り去っていく榎並。その背中を見つめる加藤。
加藤 「…大ちゃん、嘘ついてごめんね。」
加藤 「私…コンタクトなんてつけたことないよ。おめでとう、大ちゃん。」
