【褐色美女図鑑】山崎夕貴〜妄想編続き〜

『ラブ&ピーチ〜桃色想い〜・続編』







山崎 「先輩!お願いです!私と…私と!」





榎並 「山崎!!!」 


榎並がさえぎるように叫んだ。 

山崎が立ち上がった勢いで、クッションの羽が舞っている。


榎並 「山崎、それ以上は言わなくていい…。お前の気持ちは分かった。」 

山崎 「…本当ですか!?」 




榎並 「ああ。」

山崎 「じゃあ、続きを考えてくれるんですね!?」

榎並 「…続き?」

山崎 「一緒に考えてくれるんですよね?創作桃太郎の続き!」 





上京して一人暮らし。

山崎は毎晩、地元・岡山に伝わる桃太郎を読むことで寂しさを紛らわせていた。 

しかし同じストーリーに飽きてしまい、とうとう自分で創作話を作ることにしたのだった。


山崎 「先輩、何か勘違いしていました?」

榎並 「なにが?全然勘違いなんてしてないぜよ。」 


告白されたものと思っていた榎並。動揺して龍馬になってしまう。 


榎並 「で、その創作したやつは今あるのか?」 

山崎 「もちろん!じゃーん!」 




榎並 「ふ、用意周到だな。じゃあ、とりあえず出来ているところまで聞かせてくれるか?」

山崎 「はい!ちょっぴり恥ずかしいですが…」 


そうして山崎は読み始めた。 


山崎 「むかしむかし、あるところに、毛深いおじいさんと毛深いおばあさんがいました。」


 

  おじいさんは山へひげを剃りに、おばあさんは川へムダ毛を処理しにいきました。
 
  おばあさんが川辺で剃毛を終え、うっとりしていると… 

  川の上流からどんぶらこ、どんぶらこ、大きな毛深い桃が流れてきました。
 
  桃は傷んでいるのか、茶色っぽいような、褐色のような色でした。
 
  おばあさんは、正直まずそうだと思いましたが、

  話題づくりに、とその汚い桃を家に持って帰ることにしました。
 
  家に帰ると、カミソリ負けしたおじいさんが止血をしていました―



  つづく