【褐色美女図鑑】山夕貴〜妄想編〜

『ラブ&ピーチ〜桃色想い〜』






今日も夜勤の榎並。

ニュースを終え、誰もいないアナウンス室に戻ってくる。 


榎並 「かぁ〜、夜中のアナウンス室は広く感じるぜよ!」 


深夜の孤独感が、残念な龍馬を誕生させてしまう。

と、突然、会議室のドアが開いた。


山 「榎並せーんぱいっ!」 




元気よく出てきたのは、新人の山夕貴だった。


榎並 「わっ!山、いたのか!?」 

山 「ふふふ。驚かせてごめんなさい、ぜよ。」

榎並 「う・・・。ぜよの件は忘れてくれ・・・。それよりどうした、こんな時間に?」

山 「なかなか榎並さんに会えないから・・・待ってました。」

榎並 「へ?俺を?」 

山 「はい。良かった、会えて。本当に良かった…」 


ほっとした様子の山。

が、その表情がみるみるうちに曇っていく。 


榎並 「…山?」

山 「榎並さん・・・ちょっとお時間頂いてもいいですか?」




榎並 「ああ、もちろんだとも。(いつもの山じゃないな。どうしたんだろう・・・)」 




そうしてソファーに移動した二人。

少しの沈黙の後、山は頬を赤らめながら口を開いた。




山 「榎並さん・・・」

榎並 「ん?」

山 「わたし、寂しくてしょうがないんです…。」 





榎並 「え…?」

山 「それで…榎並さんの気持ちも考えず、こんなこと言っていいのか悩んだんですが…」 

榎並 「・・・。 (おいおい、この展開まさか・・・!)」


興奮した山が立ち上がる。


山 「先輩!お願いです!私と…私と!」




立ち上がった勢いで、クッションの羽がひらりと舞い上がった―。



つづく