【褐色美女図鑑】宮瀬茉祐子〜妄想編続き〜



『火曜日の魔法・続編』




〜前回のあらすじ〜

火曜日の深夜。
プロ野球ニュースが終わって戻ってきた宮瀬。やけにテンションが高い。
宮瀬は、『う』の発音が苦手な榎並にアドバイスをするが・・・






宮瀬 「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 






榎並 「なるほど、唇を突き出すような形にするんですね!」

宮瀬 「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


榎並の話を聞いているのかいないのか、ずっと『う』の口を続ける宮瀬。
やがて宮瀬は目をつぶり、すーっと榎並の顔に近づいてきた。


宮瀬 「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

榎並 「わ!ちょ!宮瀬さん!」 

宮瀬 「なーんてね!ふふ、びっくりした?」

榎並 「もう!なんなんですか!?」

宮瀬 「ほら、火曜日ってさ、英語でチューズデーでしょう? 
     だから、『チューするデー』ってことで。。」 




榎並 「『ことで。。』じゃないですよ!もう、からかわないで下さい!」

宮瀬 「ふふ、ごめんごめん。反応が面白くてつい、ね。」

榎並 「本当に・・・びっくりしましたよ・・・全く・・・・・・ふぁあ・・・ 」







「ワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

夜の神宮球場。ものすごい歓声に包まれている。

「かっ飛ばせー!」 
「ドンドンドン!」 

榎並がバッターボックスに立っている。
2アウト満塁。9回裏。3点のビハインド。 ホームランを打てば逆転サヨナラだ。
ライトスタンドには宮瀬の姿が。 この試合の前、二人はある約束を交わしていた。
 
実況 「さて榎並選手、実は今日、フィアンセにプロポーズをしました。
     内容はずばり、
     『ホームランを打ったら、結婚してくれ。』
     とのことです。さあ、男になれるか榎並!」

榎並 「茉祐子・・・受け取ってくれ。」

榎並はグリップエンドをギュッと握った。 

実況 「さあ運命の一球!!!」 


『カキーン!』 


実況 「ライトへ!大きい!どうだ!」 








榎並 「・・・はっ!」


榎並はいつの間にか眠ってしまっていた。 
目を覚ますと宮瀬がこちらを見ている。 


宮瀬 「お、は、よ、寝ぼすけさんっ。」 




榎並 「す、すみません!僕、どのくらい寝ちゃってました・・・?」 

宮瀬 「んー、小1時間ぐらいかな。」
 
榎並 「ひぇ!そういえば外が明るくなってきた・・・。お話し中だったのにすみません。」 

宮瀬 「ふふ、気にしないで。それより榎並、夢見てたでしょ?」 


ニヤリ、とする宮瀬。


榎並 「へ?よ、よく分かりましたね・・・。」 


そこで榎並はハッとした。 


榎並 「もしや僕、寝言を!?」

宮瀬 「うん、ちょっとね。」 

榎並 「う、恥ずかしいな・・・(まずい。変なことを口走ってないだろうか・・・)」



その時だった。




宮瀬 「入ったー!文句なし!」 

榎並 「へ?」 





宮瀬 「打球は宮瀬のハートに飛び込みました!逆転サヨナラホームラン!」


 


榎並 「おいおい、サヨナラじゃなくて『はじまり』、だろ?」
 
宮瀬 「ふふふ。」

榎並 「ははは。」 



おしまい


※もちろんこの話は榎並のしがない妄想である。
※なんと言うか、とりあえず宮瀬さんの関係各位に謝罪したい。