【褐色美女図鑑】バレンタインデー妄想スペシャル

深夜。日付が変わって2月14日を迎える。

榎並はバレンタインデーのことなどすっかり忘れ、夜勤をしている。

と、榎並の携帯が着信を知らせる。


榎並 「(非通知だ、誰だろう) もしもし?」


電話の声の主は、冬季五輪のため現在バンクーバーに出張中の平井だった。


平井 「やっほ!夜勤頑張ってる?」

榎並 「おぉ、理央さん、お疲れ様です! そっちは盛り上がってますか?」

平井 「ふふふ、盛り上がっているよ。」


やけに嬉しそうな平井。そして、声がやけに近くに聞こえる。


榎並 「あのー、国際電話だからですかね?声が二重に聞こえるんですが・・・。」

平井 「そう?ふふふ。」

榎並 「何か嬉しそうですね。しかし電話なんて珍しいなぁ。どうしたんですか?」


そう話しながら榎並が冷蔵庫の方に向かうと・・・


榎並 「・・・!」




榎並 「★◎×♯%! ひ、ひら、ど、どうして・・・!?」


状況が飲み込めずパニックになる榎並。


平井 「あーあ、見つかっちゃったか。夜勤頑張ってるね。」

榎並 「あの、今バンクーバーに行っているはずじゃ!?」

平井 「ふふふ、榎並くんに渡したいものがあったから、抜け出してきちゃった。」

榎並 「抜け出したって、そんな・・・。」

平井 「だって今日はバレンタインデーでしょう?はい、これ。」




榎並 「へ・・・?」


差し出されたミカンに戸惑う榎並。


榎並 「・・・あ、ありがとうございます。でも何でミカンなんですか?」

平井 「もぅ、ニブいんだから!」


怪訝そうな顔を浮かべる榎並に、平井は満面の笑みで答えた。


「あなたは未完(みかん)の大器ってこと! 頑張れ弾丸!」



榎並 「なるほど! わたくし榎並、ミカンだけに、一皮むけるよう、頑張ります!」



おしまい



※もちろんこの話は榎並のしがない妄想で、平井アナは現在もバンクーバーである。

※快く写真に応じてくれた平井アナだが、撮影後、「何に使うの・・・?」と
 警戒していたことは言うまでも無い。