魔法の言葉3

複数回の記事でお伝えしている
魔法の言葉でありますが、
数日更新が滞っておりました。
しかもこれから山場というところで。


鉄は熱いうちに打てとは
まさにこのことで、
幾分冷え切ってしまったかもしれません。
大変失礼いたしました。




さて、前回の続きですが、
ここまでのあらすじは、


人力車で目の不自由な方に
ご乗車いただいた時、
木村が伝えるのに
四苦八苦。
普段とは違う汗が出ていた。




というところでございます。


今日は第三弾。
長文ですが、
しばしおつきあいをお願いいたします。


その日の隅田公園は
「桜花爛漫」という言葉が
ぴたりと当てはまり、
右向けど、左向けど
桜のピンク色が
私の水晶体を覆い尽くすような
そんな、うららかな日でありました。


もちろん、ココが核、
コアな部分ですから、
学生時分、拙いながらも、
桜の描写をしていく訳です。
色形歴史背景そして匂い。


桜の匂いというものは、
本当に微々たるもので、
ソメイヨシノに至っては
花に鼻を近づけて
やっと感じることができるか
どうかというところだと思います。


興味本位で、事前に数種類の
桜の花びらの匂いを嗅ぎある程度
種類によって匂いが違う
ということを知っていましたので
何とか匂いについては説明できました。


そのお客さんは目が不自由ということからか、
鼻が敏感になり、匂いに関しては相当の
ご興味がありました。


匂いでひとしきり盛り上がった後、
そこでお客様に言われた言葉。
わたくしの「魔法の言葉」です。


「ありがとう、桜の匂いを伝えてくれて。」

素直にうれしい。
その次。


「ただね、桜もいいけれどね。
足元のあたりかな、タンポポが咲いているでしょう。
タンポポが私好きなの。」



おおおおお。
どうして、この言葉が心に刺さったかは
少し詳しく説明しなければなりませんね。
ああ、また長くなってしまいました。
また次号にて。


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