師匠







神田松鯉先生。

お世話になっております。
私の講談の大師匠です。
松鯉先生の年季の入った素晴らしい声は、
それはそれは完成された仕事師のものでありまして、
耳にした途端、思わず「おおっ!」と、うなってしまいます。

講談は、講談調と呼ばれる独特の読み方があります。
ふだん私がアナウンサーとして読んでいる読み方とは
天と地ほどの差があります。

ふだん私たちは、
「調子をつけずに読みなさい」
「どの言葉がどこにかかっているか、文章の成り立ちを考えて読みなさい」
「正しいアクセントで発音しなさい」・・・・・・
などと、後輩やアナウンス講座の生徒さんたちに言っています。

し、しかし・・・・・講談ではまず「調子をつけて読むこと」から始まります。
言葉がどこにかかっているかよりも、登場人物の気持ちを大事にします。
時として、講談訛り、としてアクセントが逆さまになったりします。

あまりに新鮮です!!

でもなかなか上手くいかないのは、
アナウンサー調で、四半世紀以上、やってきた習慣が
身に染み付いているからかも知れません。

でも、この新鮮な体験を、楽しんで行きたいと思っています。
松鯉先生、引き続きよろしくお願い致します。