義理チョコ考


バレンタインデーがめぐってくるたび、
思い出すことがあります。
私が入社した四半世紀前(!)も、
バレンタインチョコは盛んでした。

新人だった私は、先輩の女性アナから言いつかり、
アナウンス部の男性全員分の
チョコを買いに行きました。

「小さくていいから」
「そんなに高くなくていいのよ」
などのアドバイスを受けて、
確かポロシャツの形をした色とりどりの
チョコを人数分買ったのでした。
(当時、アナウンス部は男性21人、
女性15人の小さな所帯でした。)
21個のチョコは結構かさばり、
持ち運びに難儀した覚えがあります。
一方で、この重さが「社会人になった重み」
なのかなあ・・・・とも感じたものです。

バレンタイン当日、男性全員の机にチョコを置いて
様子を見ておりましたが、やはり所詮は義理チョコ。
それほど嬉しがっていただけるわけも無く、
何人かの方から、お礼を言われたぐらいでした。

それから数年。
アナウンス部に画期的な提案が出されました。

「義理チョコ禁止」
「虚礼廃止」

おおっ!何という意識改革!!
提案者は山中秀樹元アナ。
この改革によって、義理チョコは廃止。
あとは個人で勝手にやることとなりました。




現在アナウンス部は、アナウンス室となって、
男性36人女性40人。大所帯になりました。
若手アナに、この義理チョコ話をすると驚かれます。

アナウンス室における昔ながらの習慣のうち、
現在は無くなったものを考えてみたら、

「義理チョコ」
「年賀状」
「男性アナ用・お茶&コーヒーお好み一覧表」

うむ。なかなか快適な(?!)環境になったものです。
そう言いながら、「スーパーニュース・文化芸能部」
の男性D&ADにチョコの詰め合わせを持参する
昔ながらの、私なのでした・・・・・。