新橋演舞場にて




新橋演舞場で、新しいエンターテインメントを観て来ました。
「壽三升景清(ことほいでみますかげきよ)」です。

市川海老蔵さんが、この新作のアイデアを出したそうですよ。
市川家歌舞伎十八番のうち、あまり上演されていない、
”景清”が主人公の四作品を、
通し狂言の形で新しく構成した舞台なんです。

源平合戦の時代の話から、いきなり魏の国の関羽が登場したり・・・
ダイナミックな展開となっております♪

海老の派手な大道具が登場したり、景清の妻の阿古屋(あこや)
の華やかな花魁道中に、くまもんやふなっしーのメイクの従者が出てきたり。
大詰めの場では、「三升席(みますせき)」と呼ばれる特別席が
舞台上に設けられました。
(平成中村座における「羅漢席」ですね)
「見ます」と市川家の定紋「三升」をかけて、この名になったそうです。
舞台上の24席は、本当にまじかに
まるで触れることができるくらいの距離で見られるんです。
たった15分間ですが歌舞伎座の舞台に上がれて、
料金2.000円は高くないかも???!!!
さらに、上妻宏光さんの津軽三味線も歌舞伎初登場!!
一時でも目を離せないエンターテインメントに仕上がっていました。

通してみた感想は、
海老蔵さんの「お客様に喜んでもらいたい!」というメッセージが
大胆にかつ細やかな工夫とともに、強く感じられました。
もともと存在した伝統ある作品を、
新しいアイデアによって息を吹き込む、歌舞伎の新しい形ですね。
野田秀樹さんの「研辰の討たれ」もそうでしたが、
全くの新作でないところが、歌舞伎ファンにも安心感を与えていますし、
素晴らしい挑戦だと思いました!!