秀山祭





歌舞伎座の「秀山祭九月大歌舞伎」夜の部に
行って参りました。
通し狂言「伽羅先代萩」(めいぼくせんだいはぎ)です。
時代物の大作です。

江戸時代に起きた仙台伊達家のお家騒動が素材なのですが、
今と違って当事者の記者会見もありませんし、庶民は
好奇心をかきたてられたようですね。

とにかく、玉三郎さんの乳人政岡が見たかったのですが、
他の配役も豪華絢爛
沖の井:菊之助、八汐:歌六、小槙:児太郎、仁木弾正:吉右衛門、
荒獅子男之助:松緑、細川勝元:染五郎。

「御殿」の場で、有名な俗称「飯炊き」(ままたき)と言われる場面は、
茶道の道具を使ってご飯を炊きます。
長丁場なので、本当にご飯が炊けてしまうのでは?と思うくらいです。
玉三郎さんのお点前が流れるように美しく、かつ心を込めて幼君のために
用意している姿に目が離せませんでした。
歌舞伎通の友人によると、今回の飯炊きでは、玉三郎さんは
江戸期の茶釜を自ら持参して使っているとも!!
こういう姿勢が、本格的な時代物の香りを運んでいるのですね!

その後の我が子の亡骸に取りすがる政岡に号泣。
「床下」「対決」「刃傷」で豪快さと痛快さにスッキリ!