「ご挨拶」


私の小さい頃の写真が必要で、保育園からの帰りに、実家に寄った。

一人暮らしだった祖父が亡くなった今、祖父の遺骨は芦屋からここに来ている。


「おじいちゃんのほぉ〜ねぇ〜♪こぉ〜んにっちわぁ〜♪」
(おじいちゃんの骨♪こんにちは♪)

怪獣が遺骨に向かって話しかけている。


小さい子の表現は直接的。
だけど、そこには愛を感じる。

手を洗ってから、お線香をあげた。


「おじいちゃん、お邪魔しま〜す。。」


東京で祖父に会えたような気がして、手を合わせながら温かい気持ちになった。


もちろん、怪獣も真似をする。


「おじいちゃぁ〜ん、おじゃまぁ〜・・・って、なぁ〜にぃ〜?!」


“お邪魔します”という表現が新しかったのか、照れ笑いしながら、おどけていた。


チーンチーン♪

威勢良く、りんが鳴らされる。

そして、

蝋燭はもれなく、


「ふぅ〜っっっ」と、吹き消された。


まぁ、おじいちゃんだから許してくれるか〜(笑)