
「やっくんがぁ〜あかちゃんをだっこして〜♪」
(やっ君が赤ちゃんを抱っこして)
「まぁまがぁ〜やっくんをだっこして〜♪」
(ママがやっ君を抱っこして)
後半でとびきりの笑顔を見せる。
いよいよポコが重たくてたまらなくなってきた私は、
座っている時でも、怪獣を抱っこするのが辛くなってきた。
だからこそ、抱っこは特別な意味を持つ。
抱っこすれば、何でも言うことをきくし、
抱っこすると特別嬉しそうな顔をする。
周りから怪獣は、“もうすぐお兄ちゃんだね”と、度々言われている。
“赤ちゃんは出てこない”・・・そんな事を口にすることもある。
一方で、
「やっくんがぁ〜あかちゃんよしよしする〜!」
(やっ君が赤ちゃんをヨシヨシする!)
そう笑顔を見せることもしばしば。
もうすぐ出てくるであろうポコへの色んな想いが、怪獣の中で渦を巻いている。
「やっ君が赤ちゃんを抱っこしてくれたら、ママがやっ君を抱っこ出来るんだよ〜」
何気なく私が言った言葉。
毎日繰り返されるとは、思いもしなかった。
私が思う以上に、怪獣は色々感じているんだな。。
「ひとりでぇ〜おきがえできるよぉ〜!」
(1人でお着替え出来るよ!)
朝、機嫌良くパンツを履く怪獣を見ながら思った。
ポコが生まれ、「1人で出来ない〜(涙)」となったら・・・
いつでも手伝ってあげようと。
余裕がある時は(笑)!!
ちなみに、
やっ君が赤ちゃんを抱っこして、ママがやっ君を抱っこして、
には、続きがある。
やっ君が赤ちゃんを抱っこして、
ママがやっ君を抱っこして
パパがママを抱っこして、
おばあちゃんがパパを抱っこして、
おじいちゃんがおばあちゃんを抱っこして・・・
まるで『おおきなかぶ』の世界。
“おばあちゃんがパパを抱っこする”あたりで、
リアルに想像していると笑ってしまう。
私が必ず笑うのも、
毎日繰り返す理由かもしれない。