
ちんとんしゃん。と、そこらじゅうの物を叩きながら歌っている。
「こ〜こ〜ろや〜さし〜♪ららら・・・」
いつの間にか、一緒に呟いている自分に気付く。
小さい頃、髪の毛がいつも跳ねていた私は、
ウランちゃんと呼ばれていたらしい。
好きだったなぁ〜アトム。
怪獣と私、時代は違えど、同じものに惹かれている。
『良いものは変わらない』
それが嬉しい。
さて、歌っている怪獣はというと、
「ららら・・・〜♪」
しばらく放っておく。
すると、3周位して、
「あれ?なんだった?ままうたってー!」
( ̄ー ̄)
「ららら、科学の子,だよ。」
と、私が歌って教えると、
「そうだ!もういいよ!ぼくがうたう!!」
だそうで。
( ̄ー ̄)
一生懸命だねー。
はいはい、どうぞー。
「じゅうま〜ん、ばりきぃ〜だっ♪」
この後は、もちろん
「鉄腕アトム〜♪」
に決まっているのだけど、
怪獣は、
「てつだ〜ぅあと〜む♪」
だと言ってきかない。
「手伝うアトム」
それも、
「アトムは、おてつだいするんだよ〜」
と、だめ押しの理由説明。
鉄の様に強い腕の・・・
と説明してもダメだった。
怪獣が好きなのは、
ママも大好きだった『鉄腕アトム』だと思っていたのに、
残念ー(笑)!