
迷わず、いつもの『1000円カット』。
私が怪獣の髪を切ると、過去の実績をみても、悲惨なことになるのは必至で、
すでに“格好”への意識が少なからずある怪獣には、それが、厳しい現実になってしまうだろうし、
シャンプー無しの1000円カットは、安くて短時間で済むので、
怪獣にはピッタリ。
「ままは、みないでー!」
自動で昇降するイスに座り、美容師のお姉さんに切ってもらいながら、
怪獣は照れ笑いしていた。
帰り道、写真を撮ろうと私が近付くと、もれなくダッシュ。
そりゃー撮れない。
「せっかく、カッコ良くなったのにー!」
と、怪獣には言ったけど、
(ちょっと可愛くなったなぁー♪)
と、内心思った。
もう少し、可愛い怪獣くんでいて下さいよ〜