
「ぱぱ、だっこ〜」
「ぱぱ、きょうそうしよう!!」
「きゃはははは〜っ!」
怪獣の笑い声が高らかに響く。
パパも、私も、そしてポコまでも、つられて笑う。
子供の笑い声には、大人を幸せにするパワーがつまっている。
この日は、私が朝のバタバタにかまけているうちに、
パパが子供達を先に連れて出た。
私が、荷物と空のベビーカーを押しながら追い付くと、
パパはポコを抱き、怪獣と競走していた。
ご苦労様です(笑)
すると、私に気付いた怪獣が、ベビーカーに寄ってきた。
「座る?」
「うんっっ♪」
パパの体力温存のためにも、おとなしく乗ってもらった方が、
と思った私が甘かった。
「これは、くるまねっ。ぼくが、うんてんちゅう、するからねっ!」
そこから保育園まで、
私は怪獣の急ハンドルに付き合わされた。
キキキキーッッッ!
ママは汗だくだよ〜(涙)