「ニコニコ」



怪獣のてのひらサイズのトマトは、ぷりぷりしていて写りも良いかしら〜?

ポコの検査はすぐに終わり、午後からはプレイルームで機嫌良く遊んでいた。
15時からは院内コンサートなるものがあり、気分転換もバッチリ。そういえば入院中にスイカ割りなるイベントもあり、楽しんだ。
長く入院する子供も当然いる。だから、こういうイベントの他にも、院内学級があったり、室内には色画用紙で作られた装飾がたくさんあったり、看護士以外に保育士やヘルパーなど色んな役割を担う人達がいたり。
小児病棟は治療するだけの場じゃない。

ポコが入院すると決まった時、夜も付き添うかどうかを即決めなくてはならず、辛かった。
結局、怪獣のことや仕事のこと、自分の体力のことなど考えて、付き添わないと決めた。
「母親が体力を温存しなくちゃ。上の子供がいたら無理は禁物。次があったら私も付き添わない!」
甥っ子が入院した時の事を姉が話してくれて、私の気持ちは救われた。
でも・・・

寝付いたポコを置いて病院を後にした初日、胸が締め付けられた。色々考えたら涙がでそうだった。
そんな私に、帰る道すがらメールが届いた。

『辛いだろうけど、子供の力を信じなさいね。大丈夫よ。』

母からだった。

あまりのタイミングに、泣けて、ホッとして、感心してしまった。
さすがだねー、分かってるねー私の事(笑)
やっぱり敵わない。

ポコはだいぶ看護士さんに慣れてきたとは言え、夜中に起きると泣いているらしい。
今夜は、ちゃんと寝ているかな〜?
と、気になりつつも、夜間に預けることで、確かに仕事に怪獣に・・・物理的にはかなり助かっている。
明日も早くから仕事だし、有り難い有り難い。

ポコに泣かれる事に慣れることは、退院するまでなさそうだけどねー。