「今出来ることを」

「昨日も今日も、ママがお迎えって約束したのにー。」
今朝、保育園での別れ際に、お迎えがジージだと告げると、怪獣は下を向き口を尖らせた。

「もう、やだ。」
こちらを見ずに、呟く。
心に刺さる。
つい、口を出た言葉は、「ごめんね」だった。

安易に“約束”という言葉を使ってはいけない。
約束を破ったことは、謝らなくてはならない。
けれど、この“ごめんね”は、日頃胸にしまっているネガティブな気持ちが溢れてしまったものだった。

怪獣とはすでに仕事の色んな話をする。怪獣は、新聞やニュースにも興味を持ち始めた。
仕事への責任感と、子供への愛情は、全く違うベクトルのものだということも、怪獣なりに受け止めてくれている。
離れている時間を、言葉を掛け合うことで、だいぶ埋められるようになった。

でも、常に、「大丈夫かな?」は付き纏う。

「よーた君は、どようび、ママはお仕事なのに、パパはお休みだから、保育園に来たことないんだよー。」

そういえば、こんな事も言っていたな。
パパは年末に向け出張・徹夜が続き、私のバタバタ度も増している。

うちだけじゃない、うちだけじゃない。
でも、他の家庭と比べない、比べない。

さて、駅に着いたら会社へダッシュだ!!

5歳の怪獣は、抱っこを素直に求めてくれなくなりつつある。
そして1歳半のポコは、おままごとを始めた。

時は待ってくれない。