「私の負け」

髪を切った。こけし?ちびまる子?・・・いつもながら、馴染むまでは気恥ずかしい。伸ばそうかとも思ったけれど、三十路もぞろ目直前になると、肌や髪が乾燥に負けて負けて。
ちょっと太ったのと、この髪型のせいで、画面で見た自分の顔が真ん丸(笑)少し、運動をしよう。

負けた、といえば。

日曜日の朝、私は、3食の準備と週末の洗濯物で、バタバタする。
“ニュースの取材で呼び出しが無い限り、食事の準備はして行く”これは、土日のニュースを担当すると決まった時に、私の中で決めたルール。ある意味では、勝手にバタバタしているわけだ。

そんな、この前の日曜日。夫はスタッフとの(お付き合い?)ゴルフの予定が入っていた。
正直、お正月も休みなく働いた夫を気持ち良く送り出してあげたい〜そう思っていた(本当に)。
干してもらうのを待つ洗濯物の山が、目の前にあるのに、「じゃあ、そろそろ行くわ。」と言われるまでは。

「ちょっと〜ぉっ!」
「おいおいっ、こらっ!」
こんな風に、可愛く夫に突っ込めたら、どんなに良いだろう。でも私は、そんな“可愛いデキタ妻”ではない。
機嫌が悪くなると、黙ってしまうのだ。

(今日私、仕事なんですけどー)
(こんなに、バタバタしているんですけどー)
(目の前にある洗濯物が、目に入らないわけ?!怒)

悶々と押し黙っていても解決はしない。一方的に不機嫌なのはズルイ。
そう思いつつ、しばらく黙った後、ポツリポツリとイヤミを言った。


「あ、すんません。」とボソッと言う夫。
“久々のご褒美”的な休日(それも夜中からは仕事)なのに、感じ悪いよな、そりゃ。

メールで謝っておこう。

洗濯物を干し終えて、携帯を手に取った。すると。

『ごめんね、家でやることを探しきれてないから、言ってもらえたら有り難いです。』


夫婦喧嘩は先に謝った方が勝ち、なんて言いますが、この日は完全に私の負け。というか、勝負になってなかったか。

ネガティブなことを相手にどう伝えるか。
携帯の画面を見ながら、もう少し大人になろうと思った。