
ポコは、基本的に上手く出来ないものだから、ふぅ〜っっと吹いた瞬間に、2つ3つシャボン玉が吹き出せようものなら、手を叩いて大喜びする。
でも、怪獣は違う。
シャボン玉を手の上に作って、シャボン玉の中にシャボン玉を吹き入れてみたり、ポコポコと沸き上がるように吹き出してみたり。
懲り性というか、なんというか。
誰に似たんだ?この性格。
それが、上手く出来ている時はいい。
問題は、上手く出来ない時だ。
だんだん笑顔が消え、だんだん無口になり、だんだん口がへの字に曲がる。
横でポコがキャハキャハと天真爛漫に大喜びしているのが、彼の心を余計に毛羽立たせるらしく。
(私)「どうしたの?」
(怪獣)「・・・・・」
あぁ、またか。
(私)「どうしたの?」
(怪獣)「ふぅ、ふぅ・・・ふぇーーーん(涙)」
やっぱり、泣いちゃった。
(´〜`;)
(怪獣)「うまくっ、作れなくてっ。すぐにっ、割れちゃうのがっ、嫌でっっ(涙)」
悔しい気持ちは、成長の肥やし。
私も悔しい気持ちを、しっかり感じて受け止めよう。