

と、真っ赤なポコさん(笑)
桜を見下ろせる展望デッキを、何度も行ったり来たりしていた。
寒かったから、動くのは歓迎したいところだったけど、
こんなに目立つ格好にもかかわらず、何度かポコさんを見失って、
母さんはヒヤヒヤした。
何てったって、彼女以上に動き回る、怪獣も一緒だったから仕方ない。
「ママーッッ!」
写メが全く撮れないくらいに素早くどんどん走って行っちゃって、
こっちが探す姿は、遠くから笑いながら見ているくせに、
私の姿が見えなくなると、半泣きで叫ぶ。
「ママーッッ!(泣)」
それも、すぐに。
「これからは、お母さんって呼ぶ!」
なんて言っていたお兄ちゃんは誰だったっけー?
ま、こんな成長の行ったり来たりが可愛く、楽しいのですが。
金曜日の入学式、旦那さんの代わりに私の父と、
先日亡くなった私の第二の父の奥様が、出席してくれた。
青空に映える桜をバックに記念撮影をしながら、
晴れ男だった“グランパ”を思った。
なんだか、近くに感じられた。
先生に誘導され、ニンマリしながら入場してきた怪獣。
その姿が、こんなに嬉しいものだとは思わなかった。
親としての自分も思い返した。
改めて、私も学び直そう。何か、始めよう。
やっぱり春は、素敵な季節だ。
教室では、緊張して固まる児童達の中で、
一際、キョロキョロしていた怪獣。
きっと、たくさん叱られるな、ありゃ(笑)