
大曲浜(おおまがりはま)地区に300年以上前から伝わる“大曲浜獅子舞”。
見ている最中、心が震え、目頭が熱くなった。
会場にいた人も、泣いていた。
清らかで、ものすごく強い地元の人達の“想い”に、触れた気がした。
(詳しくは、CSRのHPで、近く報告致します。)
「瓦礫って言うけど、これ全部、本当は財産なんですよね。」
大曲浜の瓦礫置場を見て、渡辺アナが呟いた。
震災直後に取材する中で、
瓦礫の中から必死に思い出の品を探そうとする人を見て、
そう痛感させられたんだそうだ。
震災慰霊碑に刻まれた名前の中に、一歳の赤ちゃんの名前を見付けた時には、
渡辺アナも私も、手を合わせることしか出来なかった。
『人生は、公平に与えられているものじゃない』
そんな想いが込み上げた。
でも、だからこそ、
この地で生きている人は、強く歯を食いしばっているのかもしれない。
誰かの分まで、生きる。
そんな“生きる意味”を、強く感じているのかもしれない。
『しっかり、生きなくちゃ』
私も、再度、深く心に留め置いた。
これからも、機会を頂ける限り、東北に伺いたいと思います。