「娘の笑顔」

2段ベットの上からは怪獣の、すぐ横からはポコの寝息が聞こえる。


怪獣の七五三の時にはなかった近所の新しい写真スタジオで、
ポコは今日、3回“お召しかえ”をして撮影を行った。

何回着替えても、髪型やメイクを変えても、撮影料金は変わらない。

ただし、たくさん着替える程、買い取りたくなる写真は増えるわけで。

写真は当然、有料だから・・・という、親心を巧みにつかまれている?システム。

まんまとハマった感じだろうか。


それにしても。
女の子はやる気が違う。


私もポコくらいの時に、お姫様みたいなドレスが欲しいとサンタクロースに頼んだなぁ。

母にやんわりとたしなめられて、結果違うプレゼントを頼んだんだっけなぁ。

私が小さい頃は、こんな女の子の夢を叶えてくれる場所、無かったんじゃないかなぁ。


少なくとも、私・母・義母は、幼かった自分を思い出し、満たされた気持ちになったと思う。


数あるドレスから、オフホワイトとピンクのドレスを選び、はにかむポコ。


撮影中、お花が付いた大きな帽子を被ったポコを見て、
「どっかのホテルの社長さんみたい」
なんて母が言い放ち、

意味が分かるわけがないポコも爆笑したり、


「最近は、こういうなんちゃらスタジアムっていうのが流行っているんやね〜」
という義母に、

「“スタジアム”じゃなくて、“スタジオ”ですか??」
なんて突っ込みを入れるかどうかで、私がムズムズしたり、


着物だけは私の祖母が染めてくれた古いものを持ち込み、
ポコが着ている姿を見てすぐ、つい、母の顔を見遣ってしまったり。


はたから見たら、親バカな行動かもしれないんだけど、
なんだかそこには、親への気持ちや、親から受けた愛情を再確認するきっかけがあって、

義父母との距離も、またぐっと近くなった気がして、
有り難い一日になったわけで。


スタジオの中では、動画以外の撮影が禁止だったのと、
お参りは雨の中、移動だけで手一杯だったため、

携帯での写真はゼロ。

でも、無性に投稿したくて。


深夜に失礼致しました!



着物の丈をチクチク直してくれたお母さん、

たくさんご馳走を運んでくれた直子ママ、

そして、子供達とどこまでもゲラゲラ笑いながら遊んでくれたお義父さん・お義母さん、

ありがとう!


あ、協力してくれた旦那さんと怪獣君にも感謝!


おやすみなさい!