
今朝、バースコーディネーターの大葉ナナコさんが先生を務める
誕生学の授業、
先輩アナたちと一緒に取材させていただきました。
今日の対象は、小学校五年生。
単刀直入に感想を言うと、
この授業、いま、ここに生きている人たち、
みんな聞いてほしい!
授業中、何度もナナコさんの口から、
「すごいね、みんな!」の声がかかります。
産まれてこれて、すごいね、
ここまで大きく育って、すごいね!
この世に、命をもって産まれたこと自体、奇跡の積み重ねであり、
あなたが、いま、ここにいるのは、
一歳まで、毎日誰かがあなたを抱っこしてくれたから、
その証だから、
と
わかりやすく、
例をとって話は進みます。
厳しいいのちの現実も交えながら。
終始貫かれてるメッセージは、
いのちって、重くて大切で、
だから、
生まれてきてくれて、ありがとう。
子どもたちも、背中越しの様子しか見られなかったけれど、
ありありと前のめりに、心をつかまれながら言葉を受け止めているのがわかりました。
愛された記憶がもてない、
親や大人からつい吐かれた暴言で、
自分自身なんて産まれなきゃよかったと、
自尊感情がもてない子が多いそう。
大人も、同じ。
しまった!で始まる妊娠ではなく、
よかった!から始まる妊娠にしようね、
と、
なかなか親では教えにくい本質を、
届く言葉で、情熱をもって伝える姿に、
涙が出てしまった。
授業を受けたら、
自分を大事に思えるのはもちろんだけど、
隣の友人も、
電車に難しい顔して乗ってる人も、
みんなみんな、
誰かに大事にされてきたいのちなんだと、
自然と、優しくなってしまいそう。
どうやって産まれたの?どこから産まれたの?
いつか自分の子どもからも問われることになるだろう質問に、
ちゃんと、答えられるように
今日の話を心にしまって、
準備しておきます。