先日、ナレーションの仕事をする際、
ヨルタモリの宮沢りえさんのナレーションがとても好きだったので、
改めて録画してあったものを見返しました。
なんてステキな番組なんだろう。
タモリさんも、変態芸を惜しげなく披露してくださってるのもおもしろければ、
りえさんの存在が、まぶしすぎて。
いつまでも成長しないかのような男子の下ネタも、
人生哲学も、
全て
受け入れて、包み込み、
スパイス効かせて調理する人間力。
以前、糸井重里さんと対談なさっているときに、
試練はごほうびだと思っている、
あきらめるって美しいです、
などと、
それはそれは、
これまでの年月で、
りえさんだからこそ経験してきたことや、背負ってきたことが、
爽やかに熟成されていて、
それでいて、今なお貪欲で、
その対談記事は何度も読み返しているのです。
試練は、
できたら逃げたいですし、
なければない方がいいと思う甘ちゃんなわたしですが、
でも、
確かに、
試練だな、いま、と思う時ほど、
後になると、その渦中のもがきやら、焦りやら、ぐちゃぐちゃになってる感受性が、
鍛えられた筋力になってるなぁとも思うのですよね。
同世代のりえさん、
艶やかなエイジングをされていくのだろうなぁと、
憧れながら、
観続けたいです。