福島・遠野にて。






ちょうど雨が降り出してモヤっとした空気の中の1枚。
福島・遠野高校での授業を終えて、ひと息のときです。

朝は炎天下、刺すような陽射しの福島・湯本駅。

ここからCSRのプロジェクトで遠野高校へ向かいます。

今日ご一緒してくれたのは、福島テレビの名切アナウンサー。


高校1年生にコミュニケーション・主にスピーチの授業です。

ちょうど進路や仕事のことを考え始める時期なので、ちょうどいいタイミング!とばかりに、これからの未来を描くスピーチに挑戦してもらいました。


将来の夢が定まっている人は、そこに邁進すればいい。

でも、大概何になりたいかもわからない。
わたしも、わからなかった。

何が好き?と、聞かれるのもしんどかった。
目の前の勉強にこころを占められすぎて。

好きを封印していました。


授業、、、というより、ワークショップの時間は、徹底してそこにいる全ての人に容赦なく、(笑)参加していただきます。

ある先生が教えてくださったのは、とにかくおしゃべりが好きだったということ。
それが高じて、人と関わり合う教師という仕事につながっている。

校長先生は、花や虹、美しいものを見るのが大好きだった。それが気づくと理科の先生になっていた、と。


きっかけは、些細なことから始まるのだと思います。
誰かとの出会いや、褒められ一言だとか。



その小さなきっかけ探しになれば、と90分ノンストップで、気づけばわたしも汗だくだくでした。


名切アナウンサーや、CSRの先輩方と、みんなの描く小さな小さな好きの種を拾いあげていきます。

今はまだ小さな種を、どうこれからの道につなげていくのか。


1年生48人全員に発表してもらいました。


それを聴くのが、最もうれしい瞬間です。

誰とも同じでない、オリジナルなストーリー。

兄弟が多くていつも下の子の話を聞くのが好きだから保育士さんになりたい、
祖父の仕事を手伝ってクルマを洗ったときに言われありがとうがうれしくて、自動車整備士になりたい、
音楽が大好きでひとの喜ぶ顔が見たいから、ウェディングプランナーを目指す、、、等々。



正直、まだ恥ずかしさが拭えない人も、声が出づらい人も、堂々と目線をあげて発表できる人も、それぞれでしたが、

わずかな時間でも、自分のこころとつながり、言葉にし、それを茶化すことなく聴き手が受け止めてくれる経験が、きっと後から大きな自信につながると信じています。


既にわたしよりも背の高い子たちがたくさんいるのを見上げながら、


すんなりとはストーリーの描けなかった自分だからこそ、お節介をこめて、何かお役に立てたらと思うきもちでいっぱいです。


そして、先生方の生徒の可能性を信じて伸ばしたい情熱に打たれます。

みんなかわいくてかわいくて、、、と目を細めながら教え子たちの普段の様子を話してくださる姿は、愛情という言葉以外で表現できないくらい。


わたしも、かつてこんなに先生方にこころ寄せてもらっていたんだなぁ、、、。

もらう一方のときには、全く気づいていなかったけれど。笑


愛されたくて、認められたくて無我夢中だったときには、何かが足りないともがいてましたが、今となっては、どれだけたくさん受け取っていたんだろうと感じます。


もちろん、いまでも受け取りたいですが、笑、 40を過ぎた頃から、たくさんお返ししたいと変わってきたことに驚きです。



好きの種。卒業する頃には開花させますよと最後に先生が贈ってくださった言葉、忘れないで待っています。

ありがとうございました。