わかれの季節

3月ですね。

春は出会いと別れが一挙に押し寄せますが、ことに3月はお別れが多い。

小学校でも幼稚園でも、卒業生を送り出す準備が続いて、それを家で子らが教えてくれます。

退官される先生、退職される方、お別れする友達。


別れは終わりではないけれど、でも、当たり前のように会えていたのに、すぐに会えなくなるのはやはりさみしいもので、別れゆく方々の姿を焼き付けるようにしています。


昨夜、寝る前に息子が、ママ、バタフライ効果って知ってる?
蝶がふわぁっと羽を動かすと地球の反対側で竜巻が起こるんだって、と興奮して教えてくれました。

学校の図書室でたまたま見つけたそうです。

わたしはこれを40過ぎて知り、そのとき深く感動したので、いつもより夜ふかしして、話が盛り上がりました。


わたしもバタフライ効果についての本を持っていたので、早速読み聞かせることに。
蝶のふわぁっの羽ばたきが空気の微粒子を動かし、動いた微粒子がまた別の微粒子を動かし、地球の反対側で竜巻を起こしうる力になる。人間に置き換えると、どんな小さな行為や言葉でも、世界を変えうる力になるということ。


別れゆく人たちの顔が浮かびながら、あのときにくれたちょっとしたアドバイス、時に耳の痛いお叱り、さまざま、わたしに多かれ少なかれ影響をもたらしてくれている。

そしてわたしの中でまた発酵して、きっと人にも伝播しているものがある。


考えると、いま関わってくれている人たちの存在のおかげ、、、なことだらけです。

なんて思いながら読み進めていると、息子はいつのまにかスヤスヤ、娘は、

ママ、なんのことかわからない、、、と冷静にひとこと。


そうだね。そのうちまたわかることもあるし、全部わかる日なんて来ないんだよね。

でも、あんなに恥ずかしがりだった娘が、ようやく一年かかって先生におはようございますって挨拶ができるようになったこと。


そんな小さな小さな羽ばたきが、誰かの心にちゃんと届いて循環しているのだと、思うのです。