感じるところ、多し。

角居勝彦さんの講演を聴きに行った
そのタイトルは写真のとおり

〜牧場で働こうと思う若者たちへ〜

どこにも当てはまらないはずの僕でも
大変勉強に
いや
忘れていることを思い出させてくれる
そんなひとときだった



「馬には一通りの生き方しかありません。
速く走ること。これだけです。
そのために何ができるか?
つまり 馬の命運を握っているのが、
私たちの仕事です。」

今や推定年収は億を超える
スーパー・トレーナー
しかし
ホースマン人生の第一歩は
大学受験の失敗に始まる
北陸の金沢育ち
近くに馬がいる環境でも、なかった

縁もゆかりもなき牧場へ就職
最初の給料は手取りで6,7万円
経験も知識もないのは仕方ない、と
半ば開き直りながらの仕事

ある時、放牧地でデビュー前の馬が骨折
もう速くは走れない、
そう診断された時点で安楽死処分
目の前の出来事にショックを受け
故郷の友人に話してみれば
「そんなかわいそうな仕事辞めたら?」
ここに彼の転機 その1
馬を守っていくことが自分の仕事と認識

デビュー後故郷に戻ってきた馬
厩務員さんからの引き継ぎメモ
中に「バカ」という言葉
いったいそれは育てた自分が悪いのか?
競馬場やトレセンで
元担当馬がどうなっていくのか
見つめてみたい
そこに彼の転機 その2
北海道から滋賀の栗東トレセンに移る


…名前が名前だからか
負けたくないって気持ちがあるんですよ

与えられた仕事を与えられた分だけ働く
それでは自分を変えられない
一歩だけ「苦しいな」という所に踏み込むこと
つまり挑み続けるんです

ウオッカ=
牝馬でダービー制覇
ヴィクトワールピサ=
初の日本馬ドバイワールドカップ制覇

夢・熱意・挑戦
その気持ちさえ持っていれば
馬という魅力的な動物とともに
きっとすばらしいステージに立てます…

将来馬の仕事をしたい!と
真剣に考えながらの若者の耳には
どう響いただろうか

いつか
「あの時の角居さんの講演で決めました」
牧場や競馬場で会える人が
ひとりでもいることを願います