馬術部

自分の周りには 
「競馬部」を名乗る人は多いけど…

今回は あるご縁で
「馬術部」に行ってきた

横浜市 日吉
慶応義塾大学 馬術部

17頭の馬がいて
中学生から大学生まで
授業前の早朝も
そして日が暮れた後まで
練習している

馬は多種多様で
元競走馬のサラブレッドがいれば
馬房の札が「生年不明」「父母不明」
となっている別種の馬もいたり

大学生が中学生を指導する風景は
厳しそうでもあり また大人からは
ほほえましく見えることも

教えたり教えられたり
厩舎で馬の世話をしたり と
多くの部員がいるようにも見えたが
だんだんと馬術部を志す学生の数は
減ってきているんだそう

「その先に何があるのか」も
理由の一つと思う

馬術!じゃあオリンピックを目指すの?
…そう簡単に事は進まないのだ

人の技術は大事 しかし
"馬そのもの"が かなりのウエイトを占める
そのために
「いい馬」を手に入れ
丹念に調教して 人馬の呼吸を合わせる

ここまでだって
競技の入り口に過ぎないけれど

いい馬とは?
血統のよい馬
必然的に値段も高い

それを
自家用車ならぬ「自馬」とし
密(みつ)にコンビを組んで世界を転戦する
これがトップレベルの馬術の世界

馬術=お金持ちのスポーツ 
というイメージは 
そういう意味で間違っていないだろう

ただ 学生馬術は別
ここ日吉の馬場は
「自馬」ゼロ
競走馬の馬主さんからの寄贈だったり
あるいは乗馬クラブからの「お下がり」だったり
結果 種別も年齢も様々な馬を乗ることで
腕を磨くことができ そして
大会に挑むわけだ

体力勝負ではなく、頭脳だけでもない
言葉をしゃべらぬパートナーに対する
センスや柔軟性が問われる意味でも 
ほかの部活とかなり「毛色が違う」のが馬術部

卒業後は馬と関係ない道へ進む人が多い
それでも 
人生の一時期において 馬に乗る時間は 
決して無駄ではないと思う



この日
日が暮れてもしばらく練習していたのは
大会でも好成績を収めているという
高校生の女子
途中何度か落馬!
それでも乗り直してがんばっていた
ようやく終了
馬もリラックスしているところ

自分も乗ったら 振り落とされるだろうなと
思いながら見ていた その馬とは
アルナスライン(9歳)
G1レースに5回出走
うち菊花賞と天皇賞(春)は2着
バリバリのオープン馬

乗馬のテクニックを得るのも大切
乗馬を通して「何か」を得るのも
また 大切で

学生たちは
それぞれの「得たいもの」のために
一生懸命練習していた

みなさん
ケガに気をつけて
がんばってください